黒田総裁の発言を受け、円相場は一時1ドル=111円台に下落した。
9日に日銀が超長期債の買い入れを減らすと、外国為替市場で急速な円高・ドル安が進んだことについて「公開市場操作(オペ)の金額やタイミングは需給環境で実務的に決定される」と強調した。そのうえで、「オペの運営が先行きの政策スタンスを示すことはない」と断言した。
日銀による上場投資信託(ETF)の年6兆円ペースの買い入れについて「現時点で見直す必要がない」と述べた。株式市場をゆがめるとの懸念については「大きな問題になっているとは考えていない」と話した。
足元の景気については「所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかに拡大している」との認識を示した。世界経済が好調なことを受けて、輸出が増加基調にある。設備投資や個人消費などの内需も堅調で、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超える長さで景気回復が続いている。
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